コラ!玄太

コラも弾くシンガーソングライター、玄太のサイト

我儘と教育、そして政治

ドナルド・トランプ、過去にこれほど世界に名を馳せた政治家はいないだろう。世界的に賛否両論が巻き起こり、賛同者は日本にも多数いるようだけど、アメリカでの賛同理由と日本での理由は違いがあるようだ。アメリカでは自国の経済、宗教、白人優越主義がネックとなっているのに対し、国内では日本経済と防衛(要するに反中国)と反骨精神がネックになっている。でもそれが分断を生んでいるのは変わりない。

この賛同理由、これはこれで興味深いものだけど、僕にとっての最大の関心はトランプ氏の生い立ちだ。彼は『ディープステートに立ち向かうヒーロー』とか『協調性がない利己主義者』とか言われているが、これは各々がどの真実を信じるかで決まって来る。ただ共通して言えているのは、良くも悪くも彼が究極の我儘だと言うことだ。

自分の思った通りにならないと、どんな手段を使っても事を思い通りにしようとする。大金持ちの子供に良くある事ではあるが、トランプ氏の場合、それはもっと極端だ。今回の大統領選が良い例だが、バイデン支持者を自分に取り込む事は考えず、バイデン支持者を悪者にする事で自分の票を得ようとしていた。それが双方の暴力に繋がってもお構いなしだった。この性格、思考回路は何処から生まれて来たのだろう?やはり幼少期の教育が極端なものだったのは確実だと思うが、そこら辺の信頼出来る詳しい情報は見当たらない(暴露本は基本的に偏った視点で書かれている)。もしトランプ氏が完全敗北して大統領権限を失い、逃れられなくなった幾つかの裁判で有罪となったら、そこら辺の情報も出て来るかも知れない。そうなれば、これは育児の良い教科書となる。

我儘ってヤツは育児で問題視される大きな要素だ。それが如何にして形成されるか、究極の我儘者から解明出来る。各国内、国同士での分断が激しい現代社会に於いて、これほど重要なことは無いかも知れない。ドナルド・トランプ、こんなに大切にすべき人物はいないかも…(笑)。

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類は友を呼ぶ、悪い事ではないが…

僕の大好きなアーティスト、ブルース・スプリングスティーンの新譜が出た。まぁそれは個人的な楽しみなのでどうでも良いのだが、新譜に合わせたインタビューでこんな発言をしている。

『俺は過去3〜4年の間、白人至上主義や白人の優遇を主張しているのは
一部の過激派の人間だと思っていた。
でも今、それはこの国の大動脈にまで入り込んでしまっているんだ。
その事実に衝撃を受けたし、今まで気づかずにいた自分を愚かだと思った。』

スプリングスティーンは反人種差別主義で、立場や歴史を踏まえた広く冷静な視点から差別をテーマにした曲やアルバムも作ったりして来た。白人警官が丸腰の黒人に発砲しまくって殺した事件を扱った曲もある。その人が白人至上主義者の数を大幅に見誤っていた…一体、どう言うことなのだろう?

言えているのは、先ず白人至上主義者数の統計など存在しないであろうと言うこと、そして類は友を呼ぶって言うことだ。思想の統計があれば疑う必要はないが、統計が無ければ自分の知っている範囲で推測するしかない。スプリングスティーンの場合、反人種差別主義でメッセージ性の強い歌を歌っているから、自ずと同じような思想の人が集まって来る。そして白人至上主義は、トランプ大統領の差別的発言が後ろ盾になるまで明るみに出ない存在だったはずだ。反人種差別主義者の多い取り巻きと、普段は見え難い主義主張によって、スプリングスティーンの目には白人至上主義者がさほど多くない様に映っていたのだろう。それがトランプ大統領の発言によって、予想外に多い人数が目に見えるようになったと言う訳だ。

ここで、類は友を呼ぶって言うことが恐ろしいことでもあると思った。独りで意見を言うより賛同者がいた方が心強いのは誰でも分かるだろう。それが群集となった時、集団心理ってヤツが生まれて度を越した行動に成りやすい。トランプ大統領が白人至上主義者を擁護した時、彼らは互いの存在に気付いて集団心理が生まれ、表舞台に飛び出して来た。そして州知事の殺害計画を実行しようとするまでになってしまった。

他に、誰でも情報や意見を書き込めるインターネット、ここも集団心理が働く場所ではないかと思う。同じ主義主張の人が同じ場所に集まることが多く、極端な主張のサイトには極端な書き込みが多く見られる。ひとつの極端な書き込みから集団心理が生まれて酷い誹謗中傷に発展することもあるだろう。そう言えばIS(イスラム国)もインターネットを多用して、そこからの影響で事件を起こす人も随分と居た。

物事の判断は誰でも、知っている現実や多々ある情報を見て自分でする。でもその時、そこは類が友を呼んだ場所ではないか、そこに集団心理はないか、何かに盲目になっていないか、もう一度考えてみる必要があるように思う。そして自分の感情は抑えて、正しい物は正しい、間違っている物は間違っていると認める勇気を持てる強い心を持ちたいものだ。

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GoToキャンペーンって・・・

ここ半年くらい、政府は色々と新型コロナ対策を打ち出して来た。世界的なパンデミックで、まだワクチンも存在していないから当然だ・・・ん?よくよく考えてみると、政府が打ち出しているのは新型コロナ対策ではなく、パンデミックで落ち込んだ経済の対策ばかりじゃなか。

確かにパンデミックで多くの店や会社が存続の危機に立たされている。それを支援するのは大切なことだと思う。でも新型コロナの流行が治まらない限り、客足が戻ることはない。逆な言い方をすれば、今の状況で以前のように客足が戻れば新規感染者も急増し、再び自粛要請が必要になると言うことだ。

そんな状態の中、政府が規制を解除する。自粛要請撤廃に始まり、県境を越えての移動規制撤廃、イベントの来客動員数制限の緩和など。それだけでアレコレ抑制が多い日々を送ってストレスを溜めている国民は、活動的になって行く。だけど、やはりコロナを恐れて少しずつ行動に移して行くはずだ。僕はそれだけで良いと思う。

冗談でGoToトラブルと言われたGoToキャンペーン、そんな事はしない方が良い。新型コロナが治まってもいないのに、客足を煽るのはクラスターを増やすことに繋がり、結局はパンデミックを継続させる原因になるだけ。パンデミックが続けば、客足が戻らないのは目に見えている。実際、東京はGoToトラベルが始まってから新規感染者が増加傾向にある。

ざるに水を灌ぐようなGoToキャンペーンに使う膨大な補助金を、存続危機に立たされた店や会社の支援に直接使った方が良いのではないだろうか?経済対策よりパンデミック収束を優先するのが、結局は最大の経済対策になるのではないだろうか?

考え方や立場によって意見は様々だろうけど、僕にはそう思えてしかたない。

NGONI(ンゴニ)を作った!

調子に乗って『KORAを作った!』に続けて、コラと同じ西アフリカの伝統弦楽器『ンゴニ』のミニチュアを作りました。f:id:koragenta:20201010201018j:plain

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ンゴニはバンジョーの原型となったと言われていて、木を船型にくり抜いた胴体に牛皮を張り、その皮に差した木製丸棒ネックに釣り糸の弦を4本張った楽器です。実物の大きさは50㎝位の長さの物からギターと同じ位の大きさの物まで様々です。

今回作ったミニチュアは10.5㎝の極小サイズ。コラの時と同様、実物と同じ様に木と皮、弦に極細の釣り糸を使って、本物と同じ構造で作りました。ちょっと違っているのは胴体の木に皮を留めるために、本物は木の釘を使っている所を強度的な都合から金属ピンにした所と、弦を乗せる駒が簡単に外れてしまうのでネックの棒に接着した所。

作るのは案外簡単だったけど、弦張りには手こずりました。弦が髪の毛の様に細いので、駒の所に引っ掛けても直ぐに外れてしまう。結局、弦4本を張るのに2日も掛かりました…。

最近、老眼が酷くなって来ているから細かい作業はやり辛いけど、やっぱり物作りは楽しいなぁ。