コラ!玄太

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我儘と教育、そして政治

ドナルド・トランプ、過去にこれほど世界に名を馳せた政治家はいないだろう。世界的に賛否両論が巻き起こり、賛同者は日本にも多数いるようだけど、アメリカでの賛同理由と日本での理由は違いがあるようだ。アメリカでは自国の経済、宗教、白人優越主義がネックとなっているのに対し、国内では日本経済と防衛(要するに反中国)と反骨精神がネックになっている。でもそれが分断を生んでいるのは変わりない。

この賛同理由、これはこれで興味深いものだけど、僕にとっての最大の関心はトランプ氏の生い立ちだ。彼は『ディープステートに立ち向かうヒーロー』とか『協調性がない利己主義者』とか言われているが、これは各々がどの真実を信じるかで決まって来る。ただ共通して言えているのは、良くも悪くも彼が究極の我儘だと言うことだ。

自分の思った通りにならないと、どんな手段を使っても事を思い通りにしようとする。大金持ちの子供に良くある事ではあるが、トランプ氏の場合、それはもっと極端だ。今回の大統領選が良い例だが、バイデン支持者を自分に取り込む事は考えず、バイデン支持者を悪者にする事で自分の票を得ようとしていた。それが双方の暴力に繋がってもお構いなしだった。この性格、思考回路は何処から生まれて来たのだろう?やはり幼少期の教育が極端なものだったのは確実だと思うが、そこら辺の信頼出来る詳しい情報は見当たらない(暴露本は基本的に偏った視点で書かれている)。もしトランプ氏が完全敗北して大統領権限を失い、逃れられなくなった幾つかの裁判で有罪となったら、そこら辺の情報も出て来るかも知れない。そうなれば、これは育児の良い教科書となる。

我儘ってヤツは育児で問題視される大きな要素だ。それが如何にして形成されるか、究極の我儘者から解明出来る。各国内、国同士での分断が激しい現代社会に於いて、これほど重要なことは無いかも知れない。ドナルド・トランプ、こんなに大切にすべき人物はいないかも…(笑)。

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