調子に乗って『KORAを作った!』に続けて、コラと同じ西アフリカの伝統弦楽器『ンゴニ』のミニチュアを作りました。
ンゴニはバンジョーの原型となったと言われていて、木を船型にくり抜いた胴体に牛皮を張り、その皮に差した木製丸棒ネックに釣り糸の弦を4本張った楽器です。実物の大きさは50㎝位の長さの物からギターと同じ位の大きさの物まで様々です。
今回作ったミニチュアは10.5㎝の極小サイズ。コラの時と同様、実物と同じ様に木と皮、弦に極細の釣り糸を使って、本物と同じ構造で作りました。ちょっと違っているのは胴体の木に皮を留めるために、本物は木の釘を使っている所を強度的な都合から金属ピンにした所と、弦を乗せる駒が簡単に外れてしまうのでネックの棒に接着した所。
作るのは案外簡単だったけど、弦張りには手こずりました。弦が髪の毛の様に細いので、駒の所に引っ掛けても直ぐに外れてしまう。結局、弦4本を張るのに2日も掛かりました…。
最近、老眼が酷くなって来ているから細かい作業はやり辛いけど、やっぱり物作りは楽しいなぁ。